ジャヌスで運用を始めてから時代は変わり、手数料が低いETFが投資運用の主流となりつつあった。
ジャヌスでの運用
ジャヌスは余計な手数料を取らないが運用益からちゃっかりと手数料を引いていてこれがバカにならなかった。さらにジャヌスの運用益がいまいちで手数料もリターンもインデックスETFに見劣りするようになっていた。
ジャヌスで運用を続けるにはもう一つ面倒があった。そこそこの年月を運用しているうちに業績の良かったファンドに資産が集中しすぎてしまったのだ。
その後そのファンドの業績が下落してしまったのでバランスを取りなおさないとならない。でもその際税金が発生する。それはできるだけ抑えたい。
とは言っても何をどうすればいいのか。
ロボアドバイザー
この頃はフィンテックが登場していて、ロボアドバイザーと呼ばれるサービスが確立していた。
ロボアドバイザーは資産を自動的にいろんなETFに投資して運用し、税金を低く抑えながらリバランス運用してくれると言うものだ。そしてジャヌスよりも手数料が低い。
当時は仕事が激務で投資運用がおろそかになりがちだったのもあり、ロボアドバイザーに資産を移転して運用することにした。アメリカにはロボアドバイザーが幾つかあるがベターメントを選んだ。
ベターメント
ベターメントはシンプルなUIで運用設定も簡単だしタックスロスハーベスティングと言う節税機能もある。あとリタイアした後の将来の資産額を予測してくれる機能がとても良かった。
この機能は例えば90歳までどれぐらいの生活レベルで暮らしたらどれぐらいの資産が残るのかと言うことを予測し、わかりやすくグラフで表示してくれた。さらに運用の利回りが変わったら、貯蓄率を変えたら、年金受給年齢を遅らせたら、インフレ率や税率が変わったら、といろいろなことを運用している資産をもとに計算してくれた。
定期的に状況を確認し入金しながらベターメントに運用を任せた。好景気という事もあり資産は順調に増えていった。