20代でコンドミニアムを購入した。若かった自分には天文学的な額だったし、ローンを払い切るなんて気の遠くなるほど未来の話に思えた。ローンの利率が10%近い時代だったが何も考えず言われた通りの返済額を毎月払っていた。その額を30年払うもんだと思ってた。
ローンを組んでからしばらくして一番の投資は借金をなくす事だと何かで読んだ。マークやデーブもその通りだと言っていたので計算してみたら合計ですごい金額の利子を払うことに気がついた。
急速ローン返済
慌てて毎月の返済額を増やした。臨時収入があった時はさらに足して返済した。余計な出費を削ったりもした。
そして金利が下がったら低金利のローンで組み直した。返済金額は同じままで返済を加速したわけだ。
そうこうしているうちに完済した。その間もできる範囲で投資貯蓄は続けた。
ローンが無いと言うのは正直いいものだ。それにローン返済を加速したことで払わなくて済んだ利子の分は後々投資貯蓄にまわったから相乗効果になった。
不動産投資
サンディエゴは不動産が上がり続けている。上がりようを見るともっと不動産に投資した方が資産は増えたろうなとは思う。
だが不景気がくるたびにレイオフされローンが払えなくなり家を取り上げられ文字通り路頭に迷う人たちも見てきた。
どんな投資でもリスクはつきものだ。不動産に投資するのもリスクが伴う。だがそれなりのリスクを負った人たちがそれなりのリターンを得るのも事実だ。
何が良くて何が悪いではなく自分のリスク許容範囲で何を選択するか、という事だ。これはどんな投資にでも当てはまると思う。
自分はめんどくさがりなのがあって手間のかかる不動産投資にはあまり興味が湧かなかった。めんどくさがって家も買い替えずいまだに同じコンドミニアムに住んでいるぐらいだ。