1948年製 ローライフレックス・オートマットIIIで撮ったモノクロネガを一通りスキャンした。
絞って撮ったのはシャープだ。この椅子の写真はサンディエゴの太陽が真上からぎんぎらぎんに照っている時にF16ぐらいで撮ったけどきれいなもんだ。コントラストも十分高い。
さらに良いのが開放で撮ってもかなり良いのだ。 ボケはきれいだし、ハイライトもフワフワにならないし。 前から持っていたローライフレックス2.8Cのクセノターより良いかもしれない。 2.8Cはオートマットの買った値段の5,6倍だった事を考えるとちょっと複雑な心境だけど。
現像液は今のところDiafineを引き続き使っている。 フィルムはイルフォードのHP5+,デルタ100、FP4にフォマパン400とバラバラだけど、実はこれはカメラを買ったときおまけでついてきたバラの古いフィルムばかりだ。 どれも現像時間が違うので、オートマットのテストも兼ねてDiafineで一括現像する事にした。
120サイズのモノクロフィルムはそのうち1,2種類に絞ろうと思っているのでちょうど良い機会だった。結局のところ候補はトライX, ネオパン400、イルフォードHP5+、そしてフォマパン400。 他のイルフォードは却下。 TMAXも却下。
ただ問題が一つあってダイアファインを使うと1段増感で使うことになり、シャッタースピードが上がる事だ。 オートマットみたいなカメラは500分の1なんてシャッタースピードは信頼できないし、巻き上げる前に設定するとかいろいろあって使いにくい。 せいぜい250分の1で撮りたいので、NDフィルターを使うかもっとISOが低いフィルムを考慮に入れるかだな。
NDフィルター使うと言っても、同じローライでもオートマットと2.8Cではバヨネットが違ってフィルターを共有できない。 このフィルターが違うと言うのは曲者で、口径や取り付けが違うレンズばかりで、赤フィルターだけでもあっという間に増えてしまう。
なのでハッセルブラッドの白鏡胴80ミリCレンズや2.8Cではアダプターを使って52ミリのフィルターを使うようにしている。 これでND、PLに赤フィルターをニコンのSLRと共有できる。 オートマット用にもアダプターを見つけるのが良いのだろうけど、その前にアクロス100をダイアファインで試して見るべきかもしれない。