サインを送れ

フィルムで撮るのがさらに楽しい。どんどん未現像のフィルムがたまるのは慢性化しているが、自家現像のペースをあげてなんとか追いつこうじゃないか。

困るのがどのカメラとレンズで撮ったか覚えてない事だ。 中判はまだ良いが35ミリはわかりにくい。これだけいろいろなカメラで大量に撮ると記憶に頼るのは無理だ。覚えていたつもりで間違ってる事もある。メモに取ろうとしたけど、撮るのに夢中になるとこれは無理な話だ。

でも現像したフィルムを見る時どのレンズとカメラで写したかは知りたい。いろいろ考えて自分で自分にサインを送る事を思いついた。手でサインを作ってこれを写すのだ。 例えば指4本はライカR4S。次のコマは手を裏返してまた4本。24ミリレンズという事だ。 撮影日もサインでできるんじゃないか。多重露光すればコマも無駄にならない。

やってみたら結構いけるが問題もいろいろある。種類が多いカメラやレンズを区別するためにいろいろサインを作らないとならない。カミサンはまた変なもん撮ってる、とあきれた顔をするし、自分でも後からわかんなくなった。

それに中指を立てたり、Vを裏返したサインは国によってはとんでもない誤解を招く。

ま、細かい情報を残すというより、未来の自分にヒントを送ると思えば良い。フィルムに残した画像は未来を変えるのだ。 J.P. Hogan のSF小説みたいに。

手でサイン
"ライカR4で撮った”のサイン

で、ふと思ったのだがiPhoneかアンドロイドのアプリで、情報をQRバーコード表示させたらどうだろう。それをフィルムに撮ってスキャン取り込みの際にデコードして読み出すのだ。

カメラやレンズはアプリに登録しておいて、手動で選択表示する。日時とか現在地は自動でバーコードに含まれるようにする。一コマ使って情報を撮っておけば後は現像してスキャンするだけ。その際自動で読み取ってくれる。ラベルにその情報をプリントしてプリントファイルに貼れば(自分には悲願の)フィルムバインダーの整理もできてしまう。

良いんじゃない。ちょっと書いてみようか。