写真回帰

ここのところあまり写真を撮ってなかった。 いろいろあって週に1回は現像していたリズムをくずしたというのもあるけど、カメラを手にする気にならなかったのだ。

ちょうど1週間前、我が家のネコ達の中で一番年寄りのセルベスターが永眠した。 人懐っこく写真写りが良く、よく撮影モデルになってたネコだった。20歳近くでいいトシだったからしかたのない事だけど、最後の2、3ヶ月は痩せて変化が目につき、写真に撮る気になれなかった。

自分もストリートとかドキュメンタリー風の写真に興味があり、身の周りのシーンを撮るのが好きだが、さすがに長い間一緒に過ごしてきたネコが弱ってくのを撮る気にはなれなかった。 だからここしばらくカメラたちはしまわれたままだった。

今はセルベスターが壮年だった頃の写真を出してきて飾ってある。 獣医に肥満だと注意されてたころの写真だ。 忘れられてた一枚だけど、枠いっぱいにたぷたぷとおなかが広がり、とおりがかりに見るたびにちょっと笑ってしまう。

そしてやっぱり写真っていいなぁと思って、またフィルムを詰めたカメラを持ち歩くようになった。