アパートメントにカマウチさんが書いていたのを読んだ。
自分もEVFとか液晶が好きでない。それはダイレクトな投影でないからだ。という話ではない。そんな高尚な話じゃない。
液晶が見えないのだ。老眼で。
自分は子供の頃から大の本好きだった。小学低学年の頃、寝る時間を過ぎてもベッドで毛布かぶって懐中電灯でいろんな本を読み続け、しまいにはシャーロック・ホームズを全巻読破したりしてた。そのせいで歴史とシャーロック・ホームズにはとても詳しくなりついでに極度の近眼になってしまった。なので子供の頃からずっと眼鏡のお世話になっている。
この度の強い眼鏡というのはちょっとでも老眼が入るとそれを増幅してしまうようだ。まだそんな歳でもないうちにあっという間に近いものが見えなくなった。だからカメラの後ろの液晶は見えなくて大っ嫌いだ。
フィルムで写真を撮りはじめた頃、最初のカメラはバルナックライカだった。使ったことがある人はわかるだろうがファインダーは大して見えやしない。
だからピントさえ合わせられれば良いや、ぐらいに考えて撮っては現像してた。とっても楽しかった。
今思えば写真をよく見せようと考えはじめた頃からカメラを通して見えないとダメになったような気がする。
考えてみればもともとただ撮るのが楽しくてはじめたフィルム写真だ。またバルナック取り出して何も考えず撮ってみるのも悪くない。