サンディエゴ近郊にカーディフ・バイ・ザ・シーという街がある。 長ったらしい名前だけど、海岸沿いの街でとても感じが良いところだ。
そこのSeaside Marketという高級スーパーで週末用の食材を買ってきた。ここは値段は高めだけどモノは凄く良い。東洋人の自分がいっちゃなんだが、東洋系マーケットとは世界が違う。
このスーパーは生鮮品は肉が有名なんだけど、魚の品揃えもかなり良い。高級魚はそれなりの値段がするけど、それでも日本マーケットよりかなり安い。そのなかから、ローカルのメキシコ産のビンチョウマグロとヒラマサ、そしてヒラメの頬肉を買ってきてこの週末の食事にした。
ビンチョウマグロはアバコアと呼ばれ、サンディエゴ近海にも多い。普通の人でも釣れるのだけど、身が柔らいのでスポーツフィッシングで釣ったやつはぼろぼろに崩れてしまう。 買ってきたのはしっかりとして透き通るようなきれいな赤身なので、刺し身にしてそのうち少量を昆布じめにした。なかなかのツマミになった。
ちょっとスジがある部分があったけど、それはレモンを絞ってチポレ・チリをふわっとかけて焼いたらこれもなかなかのツマミになった。
ヒラメの頬肉はアメリカ人も食べるのだが、どちらかと言えば魚好きの通が食べるらしい。そのせいかカウンターのお兄さんが「いい選択だ」と褒めてくれた。 これはカミさんがレモンソースと野菜と一緒にホイルで包んで蒸してくれた。 味がしっかりあって食感が良い。 これもどっちかといえばツマミか。
あとヒラマサだが、近海物はカリフォルニア・イエローテールとか、アンバージャックと呼ばれて、全く同じではないようだけど、日本のヒラマサやブリとよく似ている。 これは四分一を一枚買ってきて、贅沢に焼こうと思ったのだけど、身がしっかりしていて新鮮できれいだったので少し刺し身にして残りはカミさんに薄く味をつけて焼いてもらった。
どの魚もなかなか良かった。どちらかと言えば一番安いイエローテールが旬なのか一番美味しかった気がする。
魚三昧、かなり満足だな。