アメリカでこの時期に6−7月にアラスカのブリストル湾でとれたソックアイ・サーモンが出まわりはじめる。
ソックアイは日本で紅鮭と呼ばれ、ブリストル湾のソックアイは日本でも出回ってるらしい。 Sockeyeという名前は実は英語ではなく、アメリカ・インディアンの紅鮭の呼び名が英語に取り入れられたそうだ。
産卵期に紅色になるから紅鮭なんだろうけど、身も紅色がのってとてもきれいだ。
で、週末に日系マーケットに行ったらさっそく旬もののソックアイの半身やシブイチが安く売っていたので買ってきた。最初は焼くつもりだったけど、カミさんがきれいに皮を取ってくれた身がきれいなので刺し身にした。
アメリカで出まわってるオレンジ色の身のサーモンはノルウェー産の養殖魚で、悪くはないが自分には脂がきつく感じる。 まぁマグロでも肉でも脂の多いのはあまり好きではないのだが。
天然物のソックアイはそこそこ脂がのっているものの、しっかりとした味で美味い。中落ちもちょっと焼いてつまんでみたがこれまた鮭の味がして美味しかった。 しっかり赤色がのった刺し身の写真撮りそこねてちょっと残念。
ついでにブリストル湾ってどんなとこだろうと地図で見てみた。湾というのにはあまりに巨大な海域でちょっと驚いてしまった。この湾の入り口は400キロもあって東京から盛岡ぐらいすっぽり入ってしまう。
北太平洋の紅鮭の生息範囲調査というのをみたら日本で少量とれる紅鮭もアメリカのソックアイもけっきょく同じ群れという事らしい。アメリカで生まれた鮭と日本で生まれた鮭が海で一緒に過ごして生まれた川へそれぞれ産卵しに回帰していくということか。