Water

写真現像に一番使うのは水だ。 数年前、現像しはじめたときから水質には悩まされている。

ここ南カリフォルニアは水道水の水質が悪い。そのままフィルム現像に使うとPhoto-floを使おうが何をしようが乾燥した後にばっちり白い水滴跡が残るし、クリーニングしてスキャンしてみると沈殿物が付着した跡だらけだ。しょうがないのでスーパーから純水を買ってきてやっていたが、値段も手間もかかってやってられない。

料理に使う水は沈殿フィルターを通した水道水をさらにBritaの飲み水フィルターに通す。これでも相当改善するのだけど、まだ微細物質が残っていて現像には使えない。

そこでこれをコーヒーフィルターを2段重ねでさらに濾過してみた。 これで乾燥跡はほぼ無くなり、ネガの暗いところに現れるポツポツがほとんど無くなった。これからは現像から水洗までこの濾過水を使うようにしよう。

しかし、水をフィルム上で乾燥させてスキャンするのは、顕微鏡で水の含有物を調べてるようなものだ。中に何が入っているかなんてあまり考えてなかったのでいろいろ勉強になった。

水質にしろ紫外線にしろそして放射線量にしろ、自分に直接関連してくる事は自分で知っとくべきだな。