だいぶ昔の話だがある日一緒に一杯呑んでいたデーブが、オプションって知ってるか? と聞いてきた。
デーブによればオプションとは自分の持ち株に金を払ってもらえるもの、だった。
ほほぅ、でもなんで金がもらえるの?と自分が聞くと、「それを今勉強してるんだ」と言ったきり説明しなかった。よくわかってなかったらしい。
自分で調べてみたがオプションは株を決められた金額で売り買いする契約みたいなもの、ぐらいしかわからなかった。ウォーレン・バフェットが株を買うときに好んで使う手法だそうだ。ふむふむ。
オプション違い
ややこしいことにオプションはストックオプションと名前が一緒だ。
ストックオプションは従業員への株の分配のために企業が発行する。ストックオプションの売買はできない。
かたやオプションはデリバティブと言われるもので、証券取引所が発行して株のように取引される。
どちらも株を期限日までに一定の額で売買する権利なので両方ともオプションと呼ばれる。でも実は全く別物だった。
そこまではわかってもオプションをどう取引してどうやって利益が出るのか。さっぱりわからないままだった。
コールオプション
ワンダラーでトレードしている時に、オプションの価格は株価に連動していて株を売り買いする代わりにオプションを売り買いできる、と学んだ。
オプション価格は株価と連動するが株価よりずっと低い価格なので、より少ない投資金額で利益を上げられる。つまりレバレッジがかかっているのだ。
もちろん損が出る時もレバレッジがかかってるのだけど、それはさておき、オプションはレバナスなんかより全然レバレッジがかけれる。
レバレッジETFの中身はオプションを使っているから当然なのだけど。
ワンダラーでしばらくオプション取引をしてみるとオプションはどう言う動きをするものなのか、と言うのがわかってきた。
オプションにはコールオプションとプットオプションの二つがある。株価が上がると値段が上がるのはコールオプションだ。
コールオプションはまさに動きの大きい株を売買してるようなもので利益も損もそれなりに出た。
オプション価格の謎
だがやっていると不思議な点も出てきた。買うことをロングと言うが、コールオプションをロングすると想定しない動きをすることが多い。
オプション価格は株価と比例して動くのではなく、もっと複雑な動きをするのだ。
例えば株価が上がってもコールオプション価格が比例して上がるとは限らない。逆に株価が下がるともっと下がる。そして株価が下がらなくても時間がたつにつれてオプション価格は下がっていく。
つまりコールオプションはロング側(買って売る側)には不利になる動きをする事が多いのだ。
これがどう言う事なのか興味が湧き、理解したくてオプションを勉強するようになった。