ポートランド行ってきた

アラスカクルーズの事を書き終わる前に忙しくなってしまった。

なので話は飛ぶけど、オレゴン州のポートランド市へ行ってきた。 実はポートランドは青春時代を過ごしたとこでいろいろと思い入れがある街なのだ。

ダウンタウンの変貌

ポートランドのダウンタウンは川と急な勾配の丘に挟まれた平地のさらに南側の狭い地域だ。ダウンタウンの川岸は昔船着場だったものがそのままきれいな遊歩道になっている。今回は川沿いのホテルに泊まったのだが、昔と同じような風景で、とても和んだ。

Screenshot 2014-11-09 10.51.44で、ダウンタウンがある平地は北方へ川沿いに続き、パール地区やノースウェスト地区と呼ばれる地域がある。

この辺は自分が住んでいた当時、どちらかといえば低収入層が住む古い家屋や、古い倉庫や建物が並ぶ、辛気臭い陰気な地域だった。

ところが、これらの地域が一大変貌を遂げていた。 ビール工場の裏に続く寒々しかったパール地区は再開発され、小奇麗でおしゃれな地域になっていた。

パール地区に隣接するダウンタウンの地域も変わっていた。 昔はパウエルズと言う本屋がある以外はろくに人も歩かないところだったのだ。 それが今はこじゃれたレストランが立ち並び、夜中まで人がたくさん歩いている。

そして夜だけでなく昼は屋台が立ち並びいろいろな面白い食べ物が揃っている。カミさんも自分が仕事でいない日中、このかっこいいコがやってる屋台のタイ・チキンライスを試していたが、もっといろんな屋台をまわりたかったようだ。

古い家屋が並ぶノースウェスト地区も洒落たレストランや店が延々と続く街になっていて、中にはすごい数の人が並ぶ店もできていた。

 


 

でも変わってない

とても変化してたポートランドだが、変わっているようで変わっていない面もあった。

パール地区は雰囲気は全く変わっているものの見覚えのある戦前の建築のビルがいくつもそのまま残っている。 当時、ビール工場の前を通ると醸造中の味噌みたいな匂いがしてたのを憶えているが、その赤レンガの建物もそのまま残してある。

パウエルズと言う本屋は一ブロック全部に広がる大きな古本屋で、雨が続く日は奥の方に潜り込んで本を読んで一日過ごしたりしてた。 そのパウエルズもまだ同じところにある。

ノースウェスト地区も店舗はほとんど既存の家屋をそのまま改装して使っている。

ダウンタウンを通りながらふと見ると30年も前にあったラゲージの店がまだやっていたりする。今も持ってる1970年代物のストラトキャスターを買った楽器屋も場所こそは引っ越してたが、まだあった。

Screenshot 2014-11-09 11.45.04今思えば気恥ずかしい80’sのカッコしておっきなイヤリングつけたりして友達とたむろしてた屋内ショッピングモールはシティターゲットになっていたが、戦前建築の建物はそのままだった。

夜通し遊んで朝食を食べに行ったカフェもまだあった。またそこで朝食をとる事ができた。

今回、高校時代の同級生に会ってきたが、彼はロサンゼルスやシアトルに住んだが、けっきょくポートランドに戻ってきた。 今は13歳の息子(写真をみたら親に似ずすごいハンサムだった)をポートランドで育てている。

なんとなくその気持がわかる気がした旅だった。