日本で撮ってきたフィルムもあわせるとついに撮影済みのフィルムが冷蔵庫の棚におさまらなくなったのでまた現像しはじめた。
最初はモノクロフィルムを現像してしまおうと、まずはTRI-Xの2段増感をD-76で12本。スキャン中で気に入ったのがあればFlickrやphotos.akiatoji.comに足していく。
で、日本に行く前にSilverfast 8が出たので今回いろいろと試している。以下いろいろと気がついた事。
- UIが変わった。最初は戸惑ったけど慣れたらどうってこと無いし意外と使いやすい。
- 9000EDでOverviewスキャンが高速化。 V6.6までは35ミリ12コマを一つずつスキャンしてたのがV8では1列ずついっぺんにスキャンする。
- バッチスキャン高速化。 V6.6でMultiExposureや自動調整をかけると一コマずつ止まって考えてたのがV8では速い。
- キャンセルのレスポンスが速い。 V8だとプリスキャンやスキャンを途中ですぐ停められる。
と、良い感じだったのだけど、問題も幾つか
- 当初、Nikon 9000EDでバッチスキャンしているとクラッシュの繰り返し。 Laser Soft Imagingに連絡したら、8.0.1を試してくれとの事。 8.0.1はスキャン中のクラッシュは減ったみたい。
- Nikon 9000EDでフィルムフォルダーを入れなおすとV8は自動でリスタートする。この際8−9割の確率でクラッシュする。 リスタート中なので不都合はないんだけど、ねぇ。
- Overview 速くなったのはいいんだけど実画像しか出てこない。 ネガは見にくい。
- キャンセルが効くようになったのは良いんだけど、その後バッチスキャンが変になる。 例えば3コマのうち1枚だけとか、3コマするんだけど、2,3,1の順になったりとか。キャンセルしたらSF8をリスタートした方が良い。
- バッチスキャン時の出力ファイル名が変。 V6.6以前とはちがうFilename(1).tifと数字がカッコ内の名前しかできないし、自動インクリメントの数字を記憶してくれない。 同じファイル名が乱発されてしまうのだ。 LaserSoftImaging の掲示板では「開発チームに連絡済み」となってるけど、こんな大切な機能忘れるとは。
- Auto when ADF ー バッチスキャン時の自動調整機能が消えた。 プリスキャン時にレベルや階調を調整するとそれが全コマに適応されてしまう。 SFはVuescanより自動調整が賢いのでこの機能をよく使ってたのだけど、35ミリを一コマずつプリスキャンして調整するのはやっとられん。
と言う事でSF8への移行はまだちょっと速かったかも。