スマートフォンと健康アプリはiOS8でもっと一般化するだろう、と言われてる。
iOS8はこの秋のリリースだが、現行iPhoneでもBTLEセンサーを体につけて専用アプリでいろいろと健康モニターできるというのをちょっと前にモバイルと健康で書いた。
Fitbit社のFlexセンサーと専用アプリを使って一月ほど経つのだが幾つか気になった事がある。
睡眠記録がつまらない
以前から睡眠パターンを記録するのにAzumioのSleepTimeを使っていた。 SleepTimeはグラフで睡眠の浅い・深いを表示してくれる。レム睡眠のパターンがはっきり見えて面白いし、数字でも睡眠の質がわかりやすい。
ただアプリを起動させてからiPhoneを枕の下にいれないとならない。 一杯飲んだあとだったり、疲れてバタンキューとなるとそんなことすっかり忘れて寝てしまう事がよくある。 すると何も記録されない。そういう時こそ睡眠の質が知りたいのだが。 人間に頼らないとならない機能は、自分みたいな忘れっぽい人間には致命的な欠陥と言っていい。
その点Fitbit Flexの睡眠モニターはブレスレットをつけたまま寝るだけ。 就寝時と起床時にセンサーを数回叩いて「寝るよ」「起きたよ」と教えてやるが、後からアプリで「この時間に寝てこの時間に起きた」と入力することもできる。 だから記録忘れが一切無い。
最初は感動した。機械はこうあるべきだよ。人間様に頼ってちゃダメだよ。
だが、睡眠モニターの表示を見てがく然。 なにこれ、というレベル。 自分の睡眠の質がほとんどわからない。 使いものにならない。
けっきょく就寝・起床時はSleepTimeもFitbitも両方使うようになってしまった。 なんか意味の無い事をしているような気がするのだが。
ネット接続が無いと使えない
FitbitのFlexのようなセンサーはスマートフォンがセンサーデータを読み込んで、それを一旦クラウドへ送っている。 表示データはクラウド上のもので、Flexセンサーから読みだしたデータをすぐ表示しているわけではいらしい。
なのでスマートフォンがネット接続できない状態だとアプリ上に最新データが表示されない。またアプリ上ではFlexセンサーと同期できないかのような挙動になって戸惑う。まぁこれはわかりやすいエラーメッセージを出すようにすれば良いのだけど。
カロリー摂取量の手動入力めんどくさい
Fitbitのアプリには食べた物を入力してカロリー摂取量を記録できる機能がある。 消費量はほぼ自動に記録されるから、摂取量を入れればその日のカロリーバランスがわかる。
メタボとか言ってるのは消費するより摂取するカロリーが多いから太っただけなので、体重絞りたい人にはこれはかなり素晴らしい機能だ。 ちゃんとグラフにもなるしわかりやすい。
だけど、入力は手動。これがめんどくさい。 1周間で入力忘れが発生しだして、最終的にはごっちゃになりがちだ。
つまる所は人間
と、まぁ幾つか首をかしげる事はあったのだが、今のところFitbit Flexは大いに役立っていて買ってよかったと思う。
でも使っていていろいろ考えて最後に直面するのが、自分の健康状態を知ってさてどうする、という事だ。
スマートフォンが健康モニター高機能化へ進む中、それだけで健康になれる、とかFitbitつけたら痩せれる、というのはとんでもない勘違いだろう。 健康モニターはただ計るだけだ。どんなに便利で使いやすい血圧計を買ってもそれだけでは高血圧は治らないのと一緒で、どんなに睡眠パターンがわかりやすく表示されても、早寝しないとなんの意味も無い。
健康モニターの本当の機能は人間が自分自身の状態を簡単に知ることができる、という事だと思う。 それを健康状態の向上に役立てられるかどうかはその人次第だ。 人間は自身の健康とは一生の付き合いだが、残りの人生と健康は無限ではない。それをどう使うか、という事になってくる。
健康モニターは就寝時間や睡眠の質に注意を払うとか、自分の運動量を知るとか、カロリー摂取・消費量を把握することを簡単にしてくれる。 でもその先の道をどうするか、上がっていくのも下がっていくのはやっぱり自分次第なのだ。
fitbitアプリで、インターネットネット接続ができませんというエラーメッセージで同期がずっとできない状態です。
しかし、インターネットWifi接続で家では同期がしっかりできるのに、外出先でモバイル通信だと同期ができない・・。これはまさに上記のネット接続の問題なのでしょうか?でも、モバイル通信もネット接続も同じですよね?
一応カスタマーセンターから新しいfitbitを送ってもらうことになりましたが・・。ナゾです。