で、まったくあっけなく数時間後に電気は復旧した。 何事もなかったかのようだったけど、いろいろ考えさせられる事もあった。
電気が無いとすべてが麻痺する。スーパーとか商店は全部閉まる。ガススタンドも停まる。 携帯電話のインフラは自家発電で機能するけどそれも長続きはしない。水道局も自家発電するけど水圧を保持できない。
限られた水と食料で電気も何も無いのはまぁなんとかなる。なんだったら1週間ぐらいはなんとかなりそうだ。 ヨットで外洋レースするより楽だろう。でも復旧に数日かかるかも知れない、というニュースを見たとき、治安の事を真っ先に考えた。
何も手に入らない、水も出ない、なんの情報も入らない、という状況が数日続いたら確実に治安は悪化する。 ハリケーン被害で孤立した時のニューオーリンズの事が頭をよぎる。
停電にしろ山火事にしろ、結局何が一番気になると言えば治安だ。そこそこ治安の良いサンディエゴの中でさらに治安の良い地域に住んでいても災害イコール無法化、そして自分の身をどう防ぐかを反射的に考えてしまう。
日本だったらそんな事を真っ先に考えはしないのじゃないか。
やっぱりここはアメリカだな。