Water

写真現像に一番使うのは水だ。 数年前、現像しはじめたときから水質には悩まされている。

ここ南カリフォルニアは水道水の水質が悪い。そのままフィルム現像に使うとPhoto-floを使おうが何をしようが乾燥した後にばっちり白い水滴跡が残るし、クリーニングしてスキャンしてみると沈殿物が付着した跡だらけだ。しょうがないのでスーパーから純水を買ってきてやっていたが、値段も手間もかかってやってられない。

料理に使う水は沈殿フィルターを通した水道水をさらにBritaの飲み水フィルターに通す。これでも相当改善するのだけど、まだ微細物質が残っていて現像には使えない。

そこでこれをコーヒーフィルターを2段重ねでさらに濾過してみた。 これで乾燥跡はほぼ無くなり、ネガの暗いところに現れるポツポツがほとんど無くなった。これからは現像から水洗までこの濾過水を使うようにしよう。

しかし、水をフィルム上で乾燥させてスキャンするのは、顕微鏡で水の含有物を調べてるようなものだ。中に何が入っているかなんてあまり考えてなかったのでいろいろ勉強になった。

水質にしろ紫外線にしろそして放射線量にしろ、自分に直接関連してくる事は自分で知っとくべきだな。

2 thoughts on “Water

  1. 大阪在住なんですが、かつては淀川の水、大和川の水ともに水都大阪と言われる割には水質は全国最低でした。
    最近では川もかなりきれいになり、飲み水も高度浄化処理で昔ほどには臭みもなくなりました...が。
    念のためにとつけた中空糸使用の浄水器のフィルターがたかだか3ヶ月で目づまりして水の出が悪くなるのはどうなんだろうと思いますね。
    ま、ボーフラのわく泥水飲んでても平気な国もあるわけで、細かいことを神経質に気にしてもしょうがないのかなと思ったり。

  2. まぁ、水道水の質を細かく言い出したらキリが無いのかもしれません。 
    こっちでは飲み水は5ガロンサイズで配達してもらい、それを料理や飲み水に使う人が多いです。
    この水やスーパーで売っているボトル水ももともと水道水ですから、自分でフィルターした水と大して変わらないようです。

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