プログラミングの日本語表記がわからないのがあって、ちょっとばかしショックだったと数日前に書いた。 日頃むずかしい日本語の本をガンガン読んでるのにこんなの知らなかったなんて、Heroesに出演してる日本語がヘタクソな東洋人達と一緒に見られるのか、と落ち込んでたのだ。
けど、幸いざっと勉強したらわかるようになった。 英語で元のニュアンスがわかっているから後は「このコンセプトは日本語でこう呼ぶ」と覚えれば良い。 大げさに書いたが、よく考えてみたらもっぱら〜子という日本語表記を幾つか(記述子、限定子とか)知らなかっただけだった。 そういうのは英語ではわかってるので、MSDN英単語100選にでてくる日本語は全然問題無くなった。
で、もうちょっといろいろとプログラミングで使う日本語表現を見てたのだけど、日本語と英語の違いに面白い物がある事を発見した。 例えば「内包的」という熟語は、英語だったらcontained, encapsulated, included とかいろいろなケースをひっくるめて使ってしまう。 でも、英語で「クラスに内包されたメソッド」といったら、自然とcontained を使う。 メソッドだったらencapsulatedは使わないけどメンバー変数だったら使うな。 includedはメソッドでもメンバーでも間違いとまで言わないけどなんか違う。だから使わない。といったニュアンスの違いがある。「辞書にはこう書いてあるから」という人がいるかも知れないけど、感覚で使いわけているボクタチアメリカジンにそんな事いっても通じないよ。
この場合、漢字熟語はニュアンスの範囲が広い、逆に言えば英語の方が細かいニュアンスの違いがあるという事か。 この辺、辞書には載ってないから日本語に取り入れる時ニュアンスがどう伝わっていったのだろうか。