カタコト

以前なぜかロシア語を学ぼうとしてた事がある。レッスン1から先には行けなかったけど、いまだにほんの数語、カタコトだけ喋れる。

こないだLAからミュンヘンまで飛んだ時、隣はブルガリア人のおばあさんだった。 ブルガリアは旧ソ連の衛星国で、ある年齢以上の人は義務教育でロシア語を学んだそうだ。

このおばあさんも英語はほとんど喋れないけど、ロシア語を共通語と思っているフシがあってロシア語で喋りかけてきた。

「ロシア語を喋るんですか? ごめんなさい、ワタシはロシア語はわかりません」とロシア語で言ったらおばあさん喜んでしまって、さらにロシア語でぺらぺらと喋りかけられてしまった。

お互いにカタコトでもなんとか通じるともので、おばあさんはLAに住んでる娘に会いに、はるばるブルガリアの田舎からやってきて、これからクニへ帰るところだそうだ。 いや、良かったねぇ。ほんとに。

そういうちょっとした事なんだな、人と人とのつながりというのは。 インターネットでもさ、ツィッターでちょっと挨拶とか、なんとなく好きな写真を撮るからブログやフリッカをウェブで見たりとか。

2009年もなんとなくそういうのがいくつかあった。そういう意味では悪くないよ、なかなか。