アメリカにFreeStyleという写真用品の通販屋がある。 写真を勉強している学生向けの品が多く、自社ブランドの安価なフィルムも売っている。
フィルム代はとにかく数を撮るようにしているので意外とかさんでしまう。 ケチるつもりではないが、どうせ練習なんだからとeBayで期限切れのフィルムを買い込んだりしている。 ところがフィルム衰退とか言われながら120サイズのモノクロでISO400のやつと35ミリでカラーのISO400はまだまだ需要があり安価には手に入らない。
そこでFreeStyleのArista EDU 400のモノクロ120フィルムを試してみることにしたのだ。
で、このフィルムを2本、ローライで撮って現像してみた。 リールに巻いた感触では裏紙は妙に分厚い割りに切れやすそう。 フィルムも妙に薄い。 まぁ、ようするに安物だ。
現像時間は箱の中に目安が書いてあり、D76の1:1希釈を華氏72Fで10分半やった。 この現像液を捨てるときにすばらしくキレイなコバルトブルーでびっくりした。 ストッパーは水で1分。 コダックフィクサーは10分ぐらい。
吊るしたネガはフィルムベースに色がしっかりついている。コバルト・ブルーというよりティールか。 うつりそのものはグラデーションの濃淡が独特な気がする。いい感じだ。
このArista EDU、実はチェコのFoma PANのリブランド品なんだそうだ。 Foma PANは35ミリはクリアベースなのだけど、中判はアンチ・ハレーション層がしこんであって、この色になる。
このフィルムをメインに使うかはまだ決められない。10本買ったのでローライだけでなくハッセルでも数本撮ってみるぞ。
FreeStyleからはAristaブランドの35ミリISO400カラーネガも買ったのでこれもそのうち試してみるのが楽しみだ。